地球最後のオアシスに
はじまりは「レミーのおいしいレストラン」
私は今日まで生きてきました。
1980年に萩の地に建てられた映画館は、永遠の少年少女に守られて、ずっとこの地で命を吹き込まれてきました。その中で、特にずっとかわらない映画少年のまなざしと情熱を注いでくれたのが、カズヒサくんでした。そののち、その少年は、高雄先生と呼ばれる歯医者さんになってもずっとツインシネマと遊んでくれました。高雄先生は、萩市民から名物先生として親しまれていました。映画といえば高雄先生。高雄先生は、永遠の少年のようで、太陽のようにいつもツインシネマを照らしていました。みな、高雄先生が大好きでした。
ときがたって、お別れの日がくるんですね。思ったよりずっと早く、急に。
でも、私は、まだここにいなくてはならないので、
これから先、高雄先生という大きな太陽の光にたよるのは、むずかしいです。月とか遠くで頑張って光ってる星とか、なんとか、小さくともよいので、いろんな人の力をかりなければなりません。
ずっと、ずっとツインシネマのわたしが、なんとか萩の地で踏ん張っていられるように、いろんな人がやってきては、また去っても、また次の人がちゃんとやってこれるように。
萩ibasho映画祭「和」
「和」の国 NIPPON
萩は、山から流れ出る川が海にそそぐとところにできた、きれいな三角州町。
ここから、100年後に残る、新しい「和」の価値観を発信していこうと思います。
手作り感、田舎的なおもてなし、家族的な映画館、映画祭だと思います。お気軽におこえかけいただくとありがたいです。
「シン三尺 魂」
「シン三尺魂 」シンサンジャクダマ
2017 年作品 1時間33 分
加藤悦生監督 出演 津田寛治、辻しのぶ、村上穂乃佳。木ノ本嶺浩
シンナレーション 竹田舞
ネット上で募った自殺願望の年齢も職業も全く異なる4人の男女。花火を使って集団自殺を試みようといざ集まった彼らだったが、爆発する度に、集合した瞬間へタイムループするという謎の現象が起きてしまう。
自殺をコミカルに描いた映画があったり、
ちょっとだけ、背負っている荷物を軽くしてあげたり、
そんなお節介ができないものかと思い、
ibasho映画祭で出会った、加藤悦生(よしお)監督の、ご好意で、ツッコミナレーションという手法(?)で、元舞台女優、竹田舞さんが世界を開いてくださいました。
今年は、映画「さよなら萩ツインシネマ」で宗教的セリフの監修をしていただいたカテキスタ竹田舞さんが、ナレーションをつけてくださいます。 字幕は間に合わず、英語字幕がついています。
まだまだ、発展途上ですが、
この機会に「三尺魂 さんじゃくだま」よろしくお願いします。
萩ツインシネマ 映画製作2 「さよなら萩ツインシネマ」
「さよなら萩ツインシネマ」1時間35分
20xx年 11月1日 最後となる萩ibasho映画祭前日。萩コミュニティFMに支配人寿美子の姿があった。セーラー服とYoutube。スナックSumiko。萩高校教師と隠れキリシタン!?サイドビジネスに映画館再生をかける、崖っぷち支配人とツインシネマの運命はいかに——。
初回ロードショー
6月5日(月)~6月30日(金)
上映時間は上映案内から
映画製作解説
文化庁のAFF2の事業を活用して、映画製作を行いました。映画はフィクションですが、ところどころ切実なツインシネマの厳しい経営事情を垣間見て頂けます。
映画製作期間は9月から11月、脚本から撮影終了まで約3か月、本人役で出演したのも6名の市民とサポートの方とどこまでがお芝居かわからない、、、。日々修正しながら、萩の町の人々を映しながら。。。
升毅さん、河野宏紀さんが、しっかり映画をしめてくださったことで、本当に映画らしく物語がまとまりました。
1980年、当時最先端の映画館として、萩市に誕生したツインシアターの映画館です。
地方の小都市に「こんな場所あったの?」萩市民の皆様には「ずっと頑張って、営業しているね」と、懐かしい映画館のスタイルを後世に残していくために、なんとんか、なんとか営業を続けています。